宿や商店の集まる大村地区から徒歩20分、車やバイクなら10分足らずで到着の【製氷海岸】
ガイドブックや観光情報サイトにはあまり掲載されていないので、観光で訪れる方にはあまり知られていないかもしれません。
でも実は、美しいサンゴの広がる夢のような水中景観を楽しめるビーチなのです!
今回は、島民&観光リピーターに人気のビーチ【製氷海岸】をご紹介します♪**
製氷海岸の枝サンゴは圧巻です!
【製氷海岸】の魅力は、なんと言っても枝サンゴの群生です!
水深1m以下から広がる枝サンゴの群生。
永遠に続かのように感じられます。
どこまでも続くような枝サンゴを見ながらのシュノーケルは、ホント気持ちいい!
その美しさの中で、時間を忘れて泳ぎ続けることができます。
浦島太郎の気持ちを理解できちゃいますよ!(笑)
シュノーケルツアーや体験ダイビング、ダイビング講習にも使われるビーチなので、小笠原経験者の中には訪れたことのある方もいるかもしれませんね。
5月には、このサンゴの一斉抱卵が行われます。
幻想的なナイトダイビングを楽しむこともできますよ!
名前の由来は製氷工場
【製氷海岸】という名前は昔、この辺りにに氷の製造工場があったことに由来しています。
決して、ここだけ水温が低いワケではないので安心してくださいね(笑)
陸上と水中の景観のギャップがスゴい
このステキなビーチがなぜガイドブックに紹介されていないかというと・・・
陸上の景観が【観光地ではない】からでしょう。
製氷海岸への道のりは、観光地的な【愛想】とはほど遠い漁港(笑)を抜けた先にある建設会社のプラントの目の前なのです。
私も、ダイビングショップで働いていた頃にシュノーケリングや体験ダイビングのツアーでゲストを案内したことが何度もありますが、車を停めたときのみなさんの表情・・・
明らかに『テキトーなとこに連れてこられた』という顔つきです(苦笑)
平日だとプラントへ出入りするトラックも多いし、周辺を歩くオジサンたちはニッカポッカ姿・・・
対岸には、大きな定期船・おがさわら丸が停泊中。
美しい水中景観のイメージを持てるはずがありません。
なので、海の中を覗き見るまではみなさんが『マジでここ?』っていう表情を隠せないのです。
だからこそ!
ウエットスーツを身につけて海に入り、果てしなく広がる枝サンゴの群生を目の前にした瞬間の、みなさんの驚きが大きいのではないでしょうか。
シュノーケルやレギュレーターを加えたまま『すごーい!』と叫ぶみなさんを見ては、心の中でガッツポーズ(笑)
運がよければアオウミガメにもお会いできるし、初めての体験ダイビングで、ダイバー憧れの『マンタ』に会えちゃった方もいるのです。
製氷海岸の可能性は無限大ですよ!
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製氷海岸には観光設備がありません
ガイドブックに載っていないだけあって(!?)トイレやシャワー、休憩所などといった施設はありません。
建設会社の敷地内に置かれた自販機がひとつあるので、飲み物を購入することはできます。
トイレは・・・泳ぎながらすませるか、隣接している【小笠原海洋センター】のトイレをお借りすることになります。
シャワー代わりに私は、飲料水以外の水を1.5~2リットルのペットボトルに入れて持っていきます。
海洋センター近辺には背の高い木が日かげを作ってくれているので、暑いときはその木陰でひとやすみ。
観光地の雰囲気がまったくない、素朴な雰囲気もいいものですよ(笑)
製氷海岸への行き方
父島の宿や商店が集中している【大村地区】からは、歩いて20分ほどになります。
レンタサイクルやレンタルバイク、レンタカーがあれば10分足らずで到着です。
車やバイクなどの駐停車には、【小笠原海洋センター】の駐車場を利用するといいでしょう。
製氷海岸は小笠原の穴場的ビーチ
製氷海岸周辺の陸上景観は、【観光地】の雰囲気はありません。
ですが、ここの枝サンゴは他のビーチにはない美しさ!
街中から近いところでシュノーケルを楽しみたい方には超おススメです!
どこまでも広がるサンゴ礁をぜひ、体感してみてくださいね♥
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