電動アシスト付自転車ってどうなんですかねー?
って、たくさんの方に聞かれます。
島の急な坂道、上がれるのかなー?
途中でバッテリーがなくなると逆に重くて大変らしいわよ。
乗ったことのない私にはなんともコメントできずにモヤモヤしていたので、自分自身で体験してみることにしました!
ちなみに島に来たばかりの頃、自分のマウンテンバイクで島を一周した経験はあります。
上り坂もキツイけど、下り坂もスピードが上がりすぎて怖い思いをしました。
さあ、【電動アシスト付自転車】でのサイクリングやいかに!?
小笠原に【電動アシスト付自転車】のレンタルが登場
自分で島を巡るアイテムとして、ひと昔前までは原付バイクが主流でした。
が、普段バイクを運転していない方々の転倒事故の多さや、危なっかしい運転技術の利用者が多いことから、レンタル業者さんが【電動アシスト付自転車】のレンタルを開始。
ふらふらとバイクを運転している観光客の姿にはいつもハラハラしていたので、自転車を漕ぐ姿は見ているこちらも安心できます。
【電動アシスト付自転車】のレンタル料金
基本料金が3時間1700円です。
プラス3時間して6時間レンタルしても、300円増しの2000円。
さらに、まるまる一日・10時間借りても2200円!
なんてお得な料金設定(笑)
みぃの今回の目的は
・一周する際のバッテリー状況を知る
なので、3時間あれば一周できるとは思うけど・・・
何かあったときのことを考えて、6時間分のレンタル料をお支払いしました。
※料金前払いです。
今回の目標は【夜明け道路一周プラスアルファ】
父島の周遊道路は【夜明け道路】
そこから枝分かれした道がいくつかあります。
今回の目標は
【夜明け道路一周】に加えて
美しいビーチ『小港海岸』と『コペペ海岸』
を巡るコース。
オプション(!?)で人気の『ウェザーステーション』まで行きたい!
割と長距離になるのでバッテリーのもちが心配ではありますが・・・
レンタル時間内ならバッテリー交換無料というサービスを利用すればなんとかいけそうな気がします!
こちらのレンタル【電動アシスト付自転車】には、3段階のギアも付いています。
スタッフの方からギアチェンジのやり方とバッテリー電源の見方を教えていただいて、いざ出発!
動画はこちらからどうぞ↓↓↓
電動アシスト【強】で、長崎展望台までらくらく到着
実はチャリ好きだったみぃ。
いままでマウンテンバイクに乗ってきたので(もう6年くらい前に処分してしまったけれど)
ママチャリ姿勢に少々困惑(笑)
サドルを少し高めにしたら、肘と膝が伸びて運転しやすくなりました。
街中の平らな道で足慣らしを終え、上り坂になる『夜明け道路』入口で電動アシストを【強】に設定。
ちなみに、ギアは【3】(いちばん重い)に設定したままでスタートしてみます。
漕ぎ出しの一瞬は『え?重っ!』って思いましたが、ほんの一瞬。
ペダルを回してみたらグイグイ進みます。
これは感動!
(みぃ的には)あっという間に【長崎展望台】に到着しました。
絶景を堪能し、自転車に戻ってバッテリー残量を確認すると80%。
序盤の【長崎展望台】ですでに20%を消費・・・でもずっと上り坂だったし、こんなものかもしれません・・・
初めてなので、よくわからない(笑)
連続の上り坂はここまでがピークだし、様子を見ながら走行してみましょう。
【東平サンクチュアリ】でバッテリー残量50%
【長崎展望台】からゆるい上り坂を走行、【旭山】遊歩道を過ぎるとゆるやかなアップダウンが続きます。
【旭平展望台】で再び海を眺めます。
続いて【初寝浦展望台】にも。
夜明け道路の東側は生活圏外なので、たまに通ると各展望台に立ち寄ってしまうのです(笑)
そして、立ち止まるたびに毎回『きれー!』って口に出さずにはいられない(笑笑)
夜明け山を過ぎると笠山です。
【笠山】頂上からの景色も素晴らしいのですが、今回はスルー。
この辺りより、道路の海側が柵で覆われ始めます。
美しく生い茂る木々を直視できないのは残念ですが、【あかぽっぽ】という愛称で呼ばれる絶滅危惧種【アカガシラカラスバト】をノネコやノヤギから守るためでもあるのです。
【東平サンクチュアリ】のゲートはいつ見ても『ここは特別な場所ですよ!』っていう感じが濃いですねー。
ここで、バッテリー残量が50%・・・
まだ予定の半分まで走っていないのだけれど、大丈夫かしら・・・?
思惑しながら、電動アシストボタンに『オートエコ』という機能を発見!
しばらくは激しい上りもないので『オートエコ』機能で走り、下りが続くときは電源を切って節約走行を試みます。
小港・コペペ海岸に、何としても行きたいのです!
【夜明け道路】から湾岸道路を【小港海岸】へ
夜明け道路終点を左折、小港海岸へ向かいます。
街路樹のヤシが並ぶ小港園地を通り抜けて、【小港海岸】へ。
白砂の広がる美しいビーチ。
村営バスの終点地になります。
湾岸道路からコペペ線へ入り【コペペ海岸】へ
小港園地を過ぎると再び上り坂ですが、ここもオートエコ機能で乗り切ります。
節約、節約・・・
が、コペペ線入口でバッテリー残量が30%に。。。
ここからコペペ海岸まではずっと下り坂。
なのでもちろん、戻ってくるときはずっと上り坂。
しかも急勾配。。。
コペペ海岸からの上り坂と、街までの距離・坂の上り下りを考えます・・・
でも、ここまで来たらコペペは行っておきたい!
『なんとかする!』と決めて行動すれば『なんとかなる』
そんな人生を送ってきたみぃは・・・行きます(笑)
【コペペ海岸】はバス停から距離があるので、自転車やバイク・車で訪れる方がラクなのです。
小笠原の観光リピーターや住民にもファンの多いステキなビーチなので、ぜひ訪れてみてくださいね♥
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【扇浦海岸】到着・バッテリー残量18%
コペペ海岸からの急勾配をオートエコ機能で乗り切り、扇浦へ到着するとバッテリー残量18%。
夏場はほぼ毎日泳ぎにくる、みぃのホームビーチ【扇浦海岸】
すっかり夏色となった美しい海を眺めながら、頭の中ではバッテリーの残量が気になります・・・
でも、ここから街まで急な上り坂はないので、オートエコ機能+下り坂電源オフで乗りきれるはず!
扇浦から境浦までは、ゆるやかな上り坂です。
バッテリー消費も少ないと判断。
左側に海を見ながら、気持ちよく走行。
境浦まで来れば、後は下り坂と平たんな道で街中へ続きます。
【製氷海岸】を走行後にバッテリー交換
境浦を過ぎたら、もう上り坂はないのでひと安心。
バッテリー残量は少ないけれど時間はたくさんあるので、まっすぐ街へ戻らずにちょっと迂回しましょう。
製氷海岸を眺め、漁港を走行して街へ向かいます。
一度【小笠原観光】へ寄り、バッテリーを交換してもらいました。
フル充電のバッテリーに交換してもらったので、気持ち軽やかに【ウェザーステーション】へ向かいますよ!
【ウェザーステーション】への坂道は止まってはいけない(笑)
バッテリーがフル充電なので、電動アシストレベルを【強】に設定。
急勾配の上り坂【ウェザーステーション】への道程に意気揚々と挑みます。
【長崎展望台】までスイスイ行けたので、今回も楽勝でしょう!
・・・と思いきや・・・
村営バスの車庫『三日月山入口・バス停』を左折して村道に入ったとたんにハンドルが揺れる事態に!
あらら・・・
ギアレベル【3】のままでは、電動アシスト【強】でもキツイかも!?
と、ギアを一段下げての再走行。
女子の脚力としては少々自信のあったみぃですが、打ち砕かれました。。。(笑)
ここで教訓(笑)
【電動アシスト付自転車】は、漕ぎ出しの一瞬だけちょっと重いのです。
ペダルが一周する前にはアシスト機能が発揮されるのですが、漕ぎ出しのほんの一瞬だけ『え!?』ってなります。
なので10%の急勾配上り坂で止まってしまうと、漕ぎ出しの一瞬が鬼!(笑)
【ウェザーステーション】への道程は急勾配の上り坂が続くので、あらかじめギアを軽くして、途中で止まらないようにしましょう*¨*•.¸¸♪
観光スポットとして、特にサンセットタイムが人気の【ウェザーステーション】
街中の宿から歩くと『40分くらいかかりますよ。』と言われて
【電動アシスト付自転車】の方が早いかしら?
と考える方が多いのですが、40分歩くことにストレスを感じる体力レベルの方には、【電動アシスト付自転車】はもっとキツイと思います。。。
『ウェザーステーションでサンセットツアー』を開催している業者さんもありますので、ラクに楽しみたい方はこちらをおすすめします。
感想・【電動アシスト付自転車】でのサイクリングはたのしい!
今回みぃの回ったコースは
小港海岸・コペペ海岸
湾岸道路~ウェザーステーション
バッテリー交換1回で、トータル約4時間を過ごしました。
10%勾配の坂が多い夜明け道路一周に加えて小港・コペペ海岸にも行くことができたので、3時間コースでバッテリー切れの心配はしなくて大丈夫です。
父島南部を観光した後に夕陽の名所『ウェザーステーション』へ行きたいときは、一度レンタル事務所(小笠原観光)へ寄って、バッテリー交換をしてもらえば安心ですね。
今回、初めて【電動アシスト付自転車】で島を一周してみたみぃの感想は
超たのしい~♥
【電動アシスト付自転車】でのサイクリング、マイペースで島観光したい方にはおすすめのアクティビティです☆彡
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