水中でのバランスがとれない…
中性浮力って難しい…
装着しているウエイト量が重すぎるのかもしれませんよ!
初心者ダイバーのお悩みNo.1にあげられる【中性浮力】
初心者だけでなく、100本くらい潜ってもこの悩みを抱えているダイバーはたくさんいます。
ダイビングスキルの要となる【中性浮力】をコントロールする大切な要素は【適正ウエイト】
自分の適正ウエイト量をきちんと把握して装着していれば、ダイビングスキルに関するたくさんの悩みが解決していきますよ♪**
*自分の適性ウエイト量がわからない
*中性浮力がとれない
*ダイビングって、楽しいけどなんだか疲れる…
ダイビングの適正ウエイト量はタンクとスーツによって変わる
自分に合った適正ウエイトの重さってわかりますか?
えっと・・・ふたつ・・・
ログブックを見直して、数じゃなくて重さで答えられるようにしましょうね・・・
ウエイトはひとつが1キロのものと2キロのものが一般的ですが、たまに1.5キロ玉なんていうのを用意しているショップもあります。
1キロ玉ならふたつで2キロだし、2キロ玉ならふたつで4キロ。だいぶ違いますね。
講習を受けているときのログブックに【ウエイト〇キロ】とかウエットスーツのタイプが記録されているはずなので、見直してみましょう。
↓↓↓みぃが講習を受けていた時のログブックにも、記録されています。なつかしい(笑)
ウエットスーツの厚さは3ミリ?5ミリ? ワンピース?フルスーツ?
講習のときに4キロだったから、4キロ
講習のときのウエットスーツは5ミリだったのかしら?3ミリ?
ワンピース?ツーピース?
タンクはアルミだった?
それともスチール?
ダイビングの時にウエイトを装着するのは、ウエットスーツを着ることによって生じる浮力を相殺するためです。
なので、3ミリのワンピースなら浮力が小さいから少しのウエイトでいいし、5ミリのツーピースならお腹~肩周りは10ミリの厚さになるため、浮力も大きくなって、ウエイトの量も増えます。
ダイビングタンクはスチールタンクの方がアルミタンクより重い
ダイビング用のタンクはアルミ製のものとスチール製のものがあり、スチール製の方が断然重いです。
スチールタンク使用時は、ウエットスーツが同じならアルミタンク使用時よりも2キロ減らして大丈夫!
ちなみにアルミタンクとスチールタンクの簡単な見分け方は、タンクカバーの有無。
スチールタンクは底の形状が丸くなっているので、縦に置けるようにタンクカバーがついています。
ダイビングでの適正ウエイトの目安
一般的に言われる適正ウエイトの計算式です。
(5ミリのワンピース・10リットルのアルミタンクの場合)
【体重の10%-1~2キロ】
体重が50キロなら、3~4キロという計算になりますね。
スチールタンクなら、ここから2キロ引いて1~2キロとなります。
一覧表にしてみました↓↓↓
スキューバダイビングと海の総合サイト「オーシャナ」には、体重やウエットスーツの種類・タンク素材などを入力すると適正ウエイトを計算してくれるサイトがあります。
参考にしてみるといいと思いますよ♪**
※海外で講習を受けた方は、ウエイトの重さ表示が【キロ】ではなくて【ポンド】になっているかもしれません。
1ポンド=453.6グラム なので、2ポンドで約900グラム
で、キロに置き換えて計算してみてくださいね♪
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ダイビングでの適正ウエイト・確認方法
目安となる重さのウエイトを身につけたら、実際に海に入って確認してみましょう。
BCDの空気を抜く
レギュレーターを加えて海に入り、BCDの空気を抜きます。左肩のインフレーターホースを上に上げて先端のボタンを押すか、右肩のダンプバルブの紐を引いて、空気を全部抜いてみましょう。
※もしもウエイトが重すぎる場合には沈んでいってしまうので、ボートのハシゴやフロートに片手を乗せた状態で行ってくださいね!
通常の呼吸をする
落ち着いて、ゆっくりと、通常の呼吸をしてみましょう。
水面が目の高さにあり、息を吸うと水面があごのあたりに、息を吐くとマスクの上部に来るようであれば適正です。
BCDの空気を抜いて、水面が胸のあたりにあるようなら軽すぎ。
逆に、息を吐いたときにスーッと沈んでしまうようなら重すぎです。
1キロずつ足したり引いたりして、適正量を見つけてくださいね♪
ダイビングでのウエイトの重さを見直すとき
講習を終えて何度かダイビングをしたとき
Cカードの講習時は、適正ウエイトよりも重めに設定していることがほとんどです。
なぜなら、水深の浅いところでスキル(マスククリアやレギュレーターリカバリーなど)の練習をするときに、適正ウエイトだと身体が安定しないから。
講習のときってまだ呼吸も安定していないので、水中でゆらゆらふわふわしながらスキルの練習をするのはとても難しいのです。
なので、ちょっと重めのウエイトを装着して身体を安定させやすくしています。
講習を終えて何度かダイビングを経験し、呼吸が安定してくると講習時のウエイトのままでは重いはずです。
フィンキックを止めると沈んじゃうからずっと足を動かしている、というようなら、ウエイトチェックをしてみましょう。
ウエットスーツを新調したとき
新品のスーツは生地の気泡がしっかりしているので、浮力が大きくなります。
ウエットスーツは使い込んでいくほどに気泡がつぶれていくので、浮力が小さくなっていきます。
レンタルのウエットスーツを渡されて、『これ、ホントに5ミリかなー…』なんて思ったことはありませんか?(笑)
自分のスーツで潜っていて『なんだか最近沈みやすいなー』って感じるようなら、気泡がつぶれてスーツがへたってきているのかもしれません。
逆に、薄くなったスーツを買い換えて新品のスーツにした時には、『5ミリってこんなに厚いのか!?』とびっくりするほど(笑)
ウエットスーツを新調した時は、ウエイト量を1~2キロ重くするのがいいでしょう。
体重に大きな変化があったとき
ダイエットに成功したとき
冒頭で書いたように、ダイビング時の適正ウエイトは体重によって変わります。
夏直前の頃より流行り出すダイエット(笑)
『今年こそは!』と気合を入れて3キロ以上のダイエットに成功したなら、ダイビング時のウエイトを少し軽くしてもいいかもしれません。
出産後、数年ぶりの復帰ダイブ
また、体重にそれほど変化がなくても体質に大きな変化があった時。
・・・女性の身体というのは、妊娠時から身体に脂肪を蓄えやすくなります。
脂肪量が増えると浮力が大きくなるので、出産後の復帰ダイブのときには1キロくらい増やす必要があるかもしれませんね。
妊娠・出産に関係なくても、久しぶりのダイビングではその緊張感から呼吸が上がってしまうことも考えられます。
緊張する⇒呼吸が上がる⇒肺が膨らむ⇒沈まない、ということも。
数年ぶりのダイビング1本目では1キロ増やして潜ってみて、呼吸の感覚が戻ったら元に戻すなどの調整ができるようになるといいですね。
まとめ
ダイビングスキルの要、中性浮力を左右する【適正ウエイト】
ラクに潜降したいがために、重めに装着しているダイバーがたくさんいます。
でも、ウエイト量が重すぎると、水中でのバランスや中性浮力がうまくとれず、余分なところに力が入るのでエネルギー消費量が増えることに。
結果、疲れちゃうので空気の消費量も多くなってしまうという悪循環におちいります。
ぜひ一度、自分にあったウエイト量をじっくり見つめなおしてみてくださいね。
適正ウエイトでのダイビングって、ほんとうにラクですよ!
適正ウエイトでは、潜降時にちょっとしたコツが必要になります。
こちらを参考にしてみてくださいね♪**
ダイバーのお悩みNo.1【中性浮力】ができるようになるコツはこちらから♪**
初心者ダイバーの苦手なスキル克服法をこちらにまとめています♪**
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