定期船・おがさわら丸のドック入りで、東京都内に絶海の孤島出現!?

島暮らし・小笠原
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2020年1月18日。

大時化の中、ドックに向けたおがさわら丸が出港していきました。

次の入港は来月8日・・・3週間後!

それまでは、食料も郵便物も届きません。

日本の首都・東京都でありながら、ここ小笠原は絶海の孤島となります。

 

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定期船おがさわら丸、年に一度のドックに出発

通常、おがさわら丸の運航は以下のようになります。

1日目 11:00 東京・竹芝桟橋出港
2日目 11:00 小笠原諸島・父島到着
3・4日目 父島滞在
5日目 15:00 父島出港
6日目 15:00 竹芝到着

 

東京・竹芝桟橋を出港した翌日に父島・二見港に入港し、父島に3泊した後に出港。

父島翌日に竹芝桟橋到着後、東京で1泊または2泊した後に再び父島へ向けて出港。

そんなサイクルで東京・小笠原間を航行している定期船・おがさわら丸ですが、今日はいつもの出港日とは違います。

 

いつもなら3日か4日後に父島へ帰ってきますが、次の父島入港は来月8日

3週間も先になるのです!

 

これは毎年恒例のことで、船がドック入りするためです。

<写真引用:小笠原海運>

人間ドックと同じように、年に1度の定期検査です。

 

おがさわら丸ドック中は、食料品も郵便物も届かない!

半月以上も定期船が来ないので、食料品も郵便物も島には届きません

そう、生鮮食料品も郵便物もAmazonも、半月以上手に入らないのです!

 

日本型のコンビニエンスストア・セブンイレブン1号店が東京に初めて登場してから40数年。

いつでもどこでもなんでも買えるこの時代に、3週間も商品の入荷がない地域って、他にあるでしょうか…?

 

とは言え、
定期船の入港は、もともと普段から6日ないし7日に一度。

もちろん商店の入荷もそれと同じです。

 

夏から秋の台風シーズンや、冬から春の『爆弾低気圧』が発達するような3月頃には入港が数日遅れたり欠航になったりすることもあるので、『野菜を食べなくても死ぬわけじゃない』が合言葉(笑)

 

いまの時代、冷凍食品も発達しているし、ロングライフの牛乳やパンや豆腐もあるし、20年前に比べたら島野菜も豊富になりました。

⇧⇧⇧
昨年のドック中、スーパーの棚は島野菜のグリーンカーテンに彩られていました♡

 

『ドック中の野菜不足をなんとかしたい』と、農家さんたちはがんばってくれているのです。

ありがたい!!!

 

 

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おがさわら丸ドック入り前に大量仕入れ

もともと定期船の入港は月に4、5回なので、商店の入荷もそれと同じ。

生鮮食料品も、7日に一度くらいしか購入することができません。

長く住んでいる者にとっては、7日後の入荷が21日後になるからって、そんなに大騒ぎすることではないのです。

 

・・・とはいえ、人間の物欲は否めないもの(笑)

島のインターネットシステムが整ったいま、ネットショップを利用してそれまでは手に入らなかったものが個人でいろいろ買えるようになったので、ドック入り直前の船の貨物量はいつもの2~3倍になります。

3週間分、前倒しのまとめ買いですね。

 

かくいう私も、カフェでの材料や消耗品を、いつもより多めに発注していました(笑)

 

ドック中はシャッター通り商店街!?

長期戦になるこのドック便を利用して、休暇に出かけるガイド業者や宿主、のれんを下げて出かけてしまう飲み屋さんも多いです。

一時的に人口も減るので、商店のシャッタークローズ率も高くなります。

 

 

さあ、静かな島の始まりです…

 

 

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