南国のイメージそのものの『モンステラ』
ハワイアンモチーフなどで目にすることが多いですね。
ここ亜熱帯の島・小笠原でも栽培されています。
ユニークな葉っぱのカタチは有名ですが、モンステラの実が食べられるということを知らない方が多いようです。
ハワイアンモチーフでおなじみの『モンステラ』
葉っぱの形が独特なので、キルトやジュエリーの他、最近では雑貨やインテリアのモチーフとしてもよく使われていますね。
名前は知らなかったけどこの絵柄は知っている、という方は多いのではないでしょうか。
モンステラはモンスター、デリシオーサはデリシャス
モンステラの中でも大型の品種『モンステラ・デリシオーサ』
島で見かけるモンステラです。
『モンステラ』という名前を初めて聞いたときに、『モンスター』という響きに似ているなぁって思ったのですが、その名前はやはりMONTRUM(モントラム)という『怪物』を表すラテン語からきているのでした。
独特なカタチではあるけれど、モンスターと呼ぶほどかしら…?(笑)
観葉植物として人気の植物ですが、野生下では10mと大きくなって、大きな葉を支えられなくなった茎がが垂れ下がり、他の植物に根をっこを巻き付けて成長するようです。
その姿が、他の植物から養分を奪って大きくなっていくモンスターのように見える、ということですね。
そして、デリシオーサ(deliciosa)も語源はデリシャス(delicious)からきているので、その実がおいしいということを表現しています。
なんと、おいしいモンスター!(笑)
モンステラの味は、まさにトロピカルフルーツ
父島より50キロ南の島、母島で『モンステラ』を食す
母島に住んでいた頃、近所に大きなモンステラが植えられていて、ほぼ毎日その成長を観察していました。
温度も湿度も父島より高めの母島では熱帯系植物の生長が目ざましく、建物の隙間に植えられたそのモンステラも、ほかの植物を乗り越える勢いで育っていました。
そこで初めて見たモンステラの花。
まるで水芭蕉みたい!
そう思って調べてみると、水芭蕉もモンステラも、同じサトイモ科でした。
涼しい気候の地域に生息する水芭蕉と、熱帯系のモンステラの花が似ているって、なんだか不思議ですね。
雨の多い5月ごろにはたくさん花が咲き、その後たくさんの実が生ります。
硬いうろこのようなモノに覆われた、とうもろこしのような実。
以前、父島の農協・直売所にて、1本1200円で売られているのを見たことはありましたが、対価を考えると購入に至ることはできませんでした(笑)
教えられた通りビニール袋に入れて部屋に置いておくと、実の付け根の方から、表面のウロコのようなモノがぽろぽろと剥がれてきます。
部屋の中には、なんとも言えないトロピカルな香りが漂っています。
ウロコの剥がれた5cmほどの白い部分をスプーンでこそぎ取って食べてみると…
聞いていた通りの、バナナとパイナップルを合わせたような味。
食感も、ちょっとねっとりしてバナナっぽいし、ひとつひとつが繊維っぽいのもパイナップルに似ています。
ひとことで表現すると…
トロピカルフルーツ(笑)
もうちょっと食べてみたいな…
とまだ剥がれていないウロコを剥がして食べてみると、甘味がややうすく、若いパイナップルを食べた時のようなピリピリ感が口に残ります。
パイナップルやキウイフルーツと同じく、シュウ酸という成分が多く含まれているのですね。
1本のモンステラを3日間かけて食す
表面のウロコを無理やり剥がして食べるのはよろしくないようなので、再びビニール袋へ戻して部屋の隅へ。
翌日、再び剥がれた5cmほどを食べてまたビニール袋へ。
一度に全部食べられないところが、なんとももどかしいです(笑)
一日5~7センチ、3日間かけて1本のモンステラを食べきりました。
次のチャンスで一度に全部を食べようと試みてみましたが、ウロコの剥がれた部分は空気に触れると黒っぽくなり、皮をむいたバナナのような色になっておいしそうには見えません。。。
モンステラの味を聞かれたらやはり『バナナとパイナップルを合わせたような味』と答えます。
なかなか口にするチャンスの少ないトロピカルフルーツ、モンステラ。
小笠原旅行の際に見かけたら、食べてみるのも思い出のひとつになりますよ♪
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