モクマオウの花粉がすごい
常緑高木であるモクマオウの葉が茶色に染まっているので、枯れてきているのかと思っていました。
問題が多く、伐採の対象となっている外来種、モクマオウ。
勝手に枯れてくれるのなら、伐採の手間と費用が浮いていいんじゃない?
なんて思ってよく見たら、松葉のような細い葉先に、花粉がびっしりついていたのでした。
びっくり!
外来種の常緑高木、モクマオウは木魔王!?
戦前に薪炭材として持ち込まれたモクマオウ。
成長も早く、重宝されていたようです。
でも時代は変わり、薪を使わない生活となり、どんどん増えていきました。
島の自然保護に関わる方々から厄介者扱いされるには、理由があります。
もともと生存競争などほとんどなく、のほほーんと過ごしていた在来植物で覆われていた山。
そこへ外からやったきた強い植物がグングン成長していくと、地面は日陰に覆われてしまい、のほほーん君たちは成長が滞ってしまうのです。
しかもモクマオウの落ち葉はなかなか腐食しないので、彼らが連立している周辺はその落ち葉が絨毯のように地面を覆いつくし、他の植物が芽生えてくることができません。
まさに、魔王!(苦笑)
小笠原は『花粉のない島』
本土より1000キロ離れたこの島まではスギやヒノキの花粉は飛んでこられないようで、一時、観光協会が春旅行のうたい文句に『花粉のない島へ行こう!』と打ち出していた頃もありました。
また、転勤で引っ越してきた花粉症の方が、『花粉がないのは助かるね~』とうれしそうに話す様子も見かけます。
一方、ちょっと具合悪そうな方に風邪かと尋ねたときに
『何かの花粉にやられているみたい。なんだろう…』といった会話になることもあり
そのなかで『モクマオウかなぁ…』という声が多く聞かれるようになってきました。
実際、沖縄にはモクマオウ花粉症とよばれる花粉症があるようです。
スギやヒノキの花粉から逃れても、長く住んでいると花粉に弱い方は他の花粉から発症してしまうのでしょうか。
それとも、やはりモクマオウは『木魔王』だから!?
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