アオウミガメの産卵期がやってきました

島暮らし・小笠原
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ホームビーチにタートルトラック発見!

4月半ばごろから海に入って泳げる水温・気温になってきたので、カフェの出店前に、ほぼ毎朝泳ぐようになりました。
朝日がまだ東の山の向こう側にある早朝のビーチには、静寂が漂っています。
まだ誰も入っていない海に滑り込むのは、とても気持ちがいいのです♡

先日その静寂を、自らの
『あ!カメが上がった!』という声で破りました(^^:

ホームビーチの扇浦海岸、レストハウスの真ん前に、『タートルトラック』と呼ばれるカメの足跡と大きな穴がありました。

その翌日に、第2ホームビーチのコペペ海岸へ行ってみると、そちらにもシーズン初のトラックが!

 

朝泳でアオウミガメに出会う

朝の水泳時に、アオウミガメとの遭遇率は高くなっています。
砂地に寝ていたり、泳いでいる私を追い越してこちらをチラ見したり^^
ビーチの浅いところに彼女たちが現れるということは、陸に上がって卵を産むタイミングを見計らっているということなのです。

 

深夜にこっそり産卵する彼女たち

彼女たちは日没後、暗くなってからビーチに上がってきます。
夕陽を見た後に、余韻に浸って星が見えてくるまでビーチにいると、波打ち際から大きな岩が現れてくるような景色に遭遇することもあります。
初めて目にした時にはちょっとびっくりしました。

彼女らのお目がねにあう場所が見つかると自分の身体を沈める穴を前脚で掘り、身体が安定すると今度は後ろ足で卵を産みつけるための穴を掘り、ピンポン玉をひとまわり大きくしたような卵を100個前後産み付けます。
その後、前脚を使って卵の上に砂をかけ、卵の存在を隠して海に帰っていきます。

その全行程を見ていると寝不足になってしまうので(苦笑)ずっと見ていたことはありませんが、たまたま居合わせたビーチでそのシーンを見かけたことは何度かあります。
どのタイミングで見かけても、心の中で『がんばれ~』って叫んでしまいます。

アオウミガメの卵は約60日で孵化するので、2ケ月後には100匹前後の赤ちゃんカメたちがビーチへ向かって旅立つことになりますね。

手の平に乗るくらいの小さな赤ちゃん、ほんとうにかわいいです♡

 

アオウミガメ産卵期の小笠原ルール

これから8月頃までのあいだに、たくさんのカメが産卵のために上陸してきます。
観光シーズンの真っ只中なので、この珍しい光景を見たいという観光客も多くなります。
めったに見られる景色ではないので、写真を撮りたいとか、ライトで照らしてよく見たいとか、という思いで夜のビーチにくり出す方も多くいますが、せっかく上陸してきたカメがストレスを感じてしまうと、産卵に至らずに海へ戻ってしまうことになります。
小笠原は絶滅が危惧されているアオウミガメの国内最大の産卵地なので、一匹でも多くのアオウミガメを送り出すべく、研究と保護活動を行っている小笠原海洋センターが Facebookでルールとマナーを呼び掛けています。

ぜひ一度は見ていただきたい感動のシーンですが、彼女たちの未来を考え、ルールを守ってやさしく見守ってあげてくださいね♪**

 

 

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