ハカラメは、母なる・奇跡の・幸運の花

小笠原の動植物
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葉っぱから芽が出てくるから【葉から芽】で、ハカラメ

小笠原の海が好きでダイビングやドルフィンスイムを目的に住むようになった私が、最初に興味を持った植物です。

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ハカラメの本名はセイロンベンケイソウ

ハカラメの本名は【セイロンベンケイ】

セイロンと言われて思い出すのは、紅茶【セイロンティー】

【セイロン】はスリランカにある島の名前なんですね。

そして、ベンケイ=弁慶の意味は【強者】

 

スリランカの小さな島の、強者!?

原産は南アフリカとされていますが、命名した植物学者さんが見つけたのがセイロン島だったのかもしれませんね(笑)

 

そして、少量の水分・・・空気中に含まれる水分を得るだけで繁殖できることから【子宝草】とか【マザーリーフ】って呼ばれるようになったようです。

 

【葉から芽】を見てみたい!

私が初めて小笠原へ来た頃は、【ハカラメ】っておみやげ屋さんでも売られていました。
小笠原固有植物を圧迫するほどの繁殖力があるので、現在は積極的な広報はされていません。

 

葉っぱから芽が出るって、うまく想像できないですよね?

島に住んでいれば、おみやげ屋さんで買わなくても山へ行けばたくさん採取できるので、試してみました。

 

葉っぱを画鋲で壁に貼り付けておくと、葉の淵から小さな芽が出てきます。

か、かわいい~

葉っぱの淵からヒゲ根が出てきて、やがてちいさな【双葉】(ふたば)が現れます。

島内でわさわさと生えている場所はありますが、こんな小さな芽を見かけることはなかなかありません。

産まれたばかりの芽を愛でるのは、なかなか楽しいですよ

 

英語名はいろいろあるのですが、私が好きなのはこの3つ。

Mother reaf(マザーリーフ・母なる葉
Miracul reaf(ミラクルリーフ・奇跡の葉
Good luck reaf(グッドラックリーフ・幸運の葉
『妊婦を出した家の葉っぱを分けてもらうと子宝に恵まれる』という迷信が生まれたことも理解できますね。

小笠原が世界自然遺産登録に向けて準備を始めた頃から、もともとこの島に自生していた植物でない『外来種』と呼ばれる繁殖力の強い植物は排除される方向になりました。

それまで『葉っぱから芽が出るおもしろい植物』として売られていたハカラメは、注目の的から外されることとなったのです。

 

コロンっとかわいいハカラメの花

肉厚でゴツゴツした葉っぱのハカラメですがとてもかわいらしい花が咲きます。

ピンク色のスズランのような、提灯のような、ころん、とした花。

別名のトウロウソウ(灯籠草)は、この花のカタチからきているのでしょうね。

 

葉っぱのイメージからは想像できなかった花の色、そのカタチ。

意外すぎて、初めて見たときはびっくりしました。

 

日当たりがよく北風の当たらない場所に自生しているハカラメは、1月頃から咲き始めます。

亜熱帯気候とはいえ乾燥した冷たい風の吹く季節に、心に華やぎを与えてくれるハカラメの花。

春の訪れを感じさせてくれる『カンヒザクラ』の花期が3週間ほどなのに対して、数ヶ月楽しませてくれる彼女たち。

 

心までカサカサしがちな寒い時季、心に潤いを与えてくれるかわいい花。

今年もありがとう

 

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