ハカラメは、母なる・奇跡の・幸運の花

島の植物
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葉っぱから芽が出てくるのでハカラメ

小笠原の海が好きでダイビングやドルフィンスイムを目的に住むようになった私が、最初に興味を持った植物です。
当時はお土産屋さんでも販売していました。

葉っぱを画鋲で壁に貼り付けておくと小さな芽が出てきて、その小さな芽の周辺をちぎって植木鉢に挿しておくと大きくなる様子がとても新鮮でおもしろく、何度もやってみました。

実際にはそこから真剣に栽培して育てようとは思っていなかったので、葉っぱから芽が出てくる様子を楽しんで観察し、そのまま面倒を見ないので新芽はしおれてしまい、終了…ということがほとんどでしたが…

葉っぱから芽が出てくる様子はなんとも不思議な感じでかわいらしく、島内でわさわさと生えている場所はあるもののそんな小さな芽を見かけることはなかったので、産まれたばかりの芽を愛でることを楽しんでいました。

ハカラメの本名は『セイロンベンケイソウ』
茎から離された葉の淵から芽が生ずるのは植物性ホルモンの影響だそうです。

葉っぱから芽が出てきて子孫を残すことができるなんて、なんて繁殖力が強いのでしょう。

知り合いの方が宿を始めた時に、そのたくましさにあやかって『ハカラメタウン』という屋号にしていました。

英語名で
Mother reaf(マザーリーフ・母なる葉
Mirakul reaf(ミラクルリーフ・奇跡の葉
Good luck reaf(グッドラックリーフ・幸運の葉
などと呼ばれているのにも納得です。

小笠原が世界自然遺産登録に向けて準備を始めた頃から、もともとこの島に自生していた以外の『外来種』と呼ばれる繁殖力の強い植物は排除される方向になり、それまで『葉っぱから芽が出るおもしろい植物』として売られていたハカラメは、注目の的から外されました。

それまではちやほやされていたのに世界自然遺産に向けて背を向けられ、なんだかなぁ…と思ったことを覚えています。

肉厚でゴツゴツした葉っぱのハカラメですがとてもかわいらしい花が咲きます。

ピンク色のスズランのような、提灯のようなころん、とした花。

花の色もそのカタチも意外すぎて、初めて見たときはびっくりしました。

日当たりがよく、北風の当たらない場所に自生しているモノは1月から咲き始めます。

亜熱帯気候とはいえ乾燥した冷たい風の吹く季節に、心に華やぎを与えてくれるハカラメの花。

春の訪れを感じさせてくれる『カンヒザクラ』の花期が3週間ほどなのに対して、数ヶ月楽しませてくれる彼女たち。

心までカサカサしがちな寒い時季に、潤いを与えてくれて、ありがとう♡

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