小笠原の魅力は『ツンデレ』!?

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『ツンデレ』という言葉、もう死語でしょうか(^^;

小笠原に魅かれる理由を語る時に、いつも脳裏に浮かぶ言葉です。

3月になり、観光客の数がグッと増えてきました。

小笠原最大といってもいい観光名所『南島』も連日にぎわいをみせています。
…といっても環境保護のためのルールがあり、小さな南島が人であふれるようなことはありません。

船でのツアーで観光客を案内するガイドも『東京都自然ガイド』の資格保有者でないとゲストを連れての上陸はできません。
資格保有者でも、ひとりが連れて上陸できる人数は15人まで。
大型クルーズ船で30人ほどのゲストを連れて行くには南島ガイド資格保有者がふたり必要になります。

私は以前、ダイビングサービスのスタッフやフィールドで自然保護に関わる仕事をしていたのでガイドルールができた頃に資格を取り、2年ごとの更新を続けています。
なので時折、南島観光のガイドとして声がかかります。
先日も、2日続けて船に乗ってきました。

定期船おがさわら丸は東京・竹芝桟橋を出港した24時間後に父島に到着し父島に3泊した後再び24時間かけて竹芝に戻ります。
なので、観光客の方が丸一日遊べる日は2日間。
この2日間にツアー参加者が集中するので、
ひとりのガイドでツアー催行している業者さんは島内のガイド保持者に依頼してスタッフを増やし、南島観光ガイドを催行するのです。

先日の1日目は天気もよく、この春いちばんに気温が上がり、南国ムードいっぱい。
空が青いと海の青さも増し、太陽の光で白い砂浜はキラキラと輝きガイドブックの写真さながらの景色を魅せてくれました。

前日の夜に通過した前線の影響で海は荒れがちでしたが、『海が荒れるとクジラ跳ぶ』のジンクス通り
ブリーチングと呼ばれるクジラのジャンプする姿や大きな尾びれを上げて勇壮に潜っていく姿もたくさん見られて何度も大歓声が上がりました。

ただ激しい波の中でクジラを見続けることに慣れている方は少なく、激しい船酔いに襲われてツラい思いをした方も多数…
ツアー後半、私の仕事は船酔い人の介抱となりました(笑)

翌日。
風は収まって海は静かになったものの、朝から豪雨。
南島上陸時には小雨になりましたが前日のようなピカピカの景色は望めず、その景観が売りの扇池には大きくなった海のうねりの影響で激しい波しぶき。

海上は波がおさまりクルーズは穏やかではありましたが、前日に何度もパフォーマンスを見せてくれたクジラの姿はなく、グレーな景色を眺めているのがほとんど。
船酔いはしないけれど、飽きてしまう人多数…

すべてが最高のコンディションになる日は、一年を通してそんなに多くありません。
むしろ、海というフィールドにおいてはコンディションの悪い日の方が多いかもしれません。

お会いしている観光客の中にも『小笠原来島3回目にしてやっと南島に来ることができた』という方や、『ダイビング旅行5回目だけど、一度もケータ遠征に行けたことがない』
という方もいらっしゃいます。

私たち住人、そしてフィールドガイドは条件の悪い日を数多く経験しているだけに、海や空のご機嫌がいいとうれしさが倍増するのです。

冷たくされた日が続いた後にやさしい表情を見せてくれると、もうメロメロ。

そう、小笠原のとりこになっている人はみんな、この『ツンデレ』にやられちゃっているのかもしれません(笑)

 

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