私の住んでいる小笠原は、亜熱帯気候に属する島です。
私を含め、寒さが苦手だったり、蒸し暑い気候が苦でなかったり、海が好きな人が多く住んでいます。
東南アジアやミクロネシアの島が好きで何度も旅行に出かけたことのある人もたくさんいます。
そういった島を好きになれる人たちは、そういう島や国の食文化も受け入れられる人がほとんどだと思うのです。
たとえその景色や海が好きでも、食が合わないところへはそうそう何度も出かけられませんよね。
数年前より、時折話題になる『パクチー』などもそうですね。
一般的な日本食にはない味です。
私の持論かもしれませんが
『パクチーが好きな人は香辛料も好き』
(笑)
日本食では使われることのない、独特な香りのスパイス。
日本のスーパーでは売られている量も少ないし、その割にけっこうなお値段だったりするので、現地でリーズナブルに手に入れてくる人も多いです。
私も、外国のスーパーに入るとスパイスコーナーの前で長く時間を取られるタイプです(笑)
いつからハーブやスパイスに魅了されるようになったのでしょう…?
たとえば『シナモン』
幼い頃はニッキの香りが苦手で、『私はオトナになっても、ニッキ飴は絶対口にできない』と思っていました。
京都土産で有名な『八ツ橋』も、どうしてオトナたちはこの苦い匂いが好きなんだろう…?と不思議でなりませんでした。
それが・・・
高校の修学旅行で京都へ出かける頃にはおいしいと感じるようになっていたような気がします。
初めてハワイへ行った時には、シナモンたっぷりの『シナボン』にすっかりはまっていました。
いま思うとこの頃から、【バジルのパスタ】とか【ローズマリーやディルの香る】肉や魚、などに惹かれるようになったのかもしれません。
先日、風邪やインフルエンザが流行っていた頃に『風邪の予防には生姜・ニンニク・唐辛子』という会話をしているなかで生姜の香るケーキを作りたくなりました。
スパイス好きな友達に相談したところ、やはり (ニヤリ)
島では手に入らないスパイスを、しかもグラウンドされていない状態(粒上)でいろいろ持ち合わせていたので、少量ずつ分けてもらいました。
それぞれのスパイスをミルでひいているときのキッチンに漂う香り♥
それらを調合しているときのしあわせな空気感♥
今回は、ジンジャー・シナモン・カルダモン・クローブをふんだん使い。
香りが強い分、口当たりを軽く仕上げてみました。
まだ風の冷たいシーズン、
エスプレッソの香りがリッチなロングブラックにも、ミルクがやさしいカフェラテにも合う
スパイシーなケーキができあがりました♪**
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