3月半ばを過ぎ、暖かい日が増えてきました。
北風が強く曇っている日はまだ寒いけれど、晴れた日は日差しが強く、半袖シャツで過ごせる陽気です。
海水温がまだ低いので、急に気温が上がると海面から水蒸気が発生して、島は濃い霧に包まれます。
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4月から5月にかけてよく見られる景色なのですが、先日、まだ3月なのに街中の建物の2階まで霧が降りてきていて
『まだ3月なのにカメ陽気ね~』
という会話が行き交っていました。
カメ陽気!?
・・・小笠原言葉ですね(笑)
小笠原の春は、アオウミガメの交尾シーズンです。
交尾をしながら、呼吸をするために水面に上がってくるカメがよく見られます。
そして3月になるとカメ漁が解禁となり、漁港にカメが上がると、居酒屋に『新亀入荷』なる看板が掲げられたり
漁協にカメが上がっていたね
春ね~
などという会話が行き交ったりします。
霧が立つ頃と漁協にカメの上がる頃が重なるので『カメ陽気』と言われるようになったのでしょう。
アオウミガメの交尾が始まる頃は、北の海から回遊してきたザトウクジラが再び北へ帰る頃でもあります。
また陸上では、卒業や入学のシーズンに満開となる『ビーデビーデ』が、桜に代わってそのシーンを華やげる季節でもあります。
春を知らせてくれる動物や植物が他にもあるなかでの【カメ陽気】
長く島に住んでいる方々が、カメを愛している証拠ですね(笑)
ちなみに小笠原で多く見られるアオウミガメは絶滅危惧種であり、カメ漁で捕獲される頭数は決められています。
カメ漁ライセンスのような制度もあり、すべての漁師さんがカメを捕獲できるわけではありません。
なぜそこまでしてカメを食べるのかって…?
それは・・・
こちらからどうぞ♥↓↓↓
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