小笠原諸島父島の、扇浦を見守ってくれている「小笠原神社」別名「貞頼神社」の鳥居が、96年ぶりに新しく立て替えられました。
これまでの写真を振り返りながら、ご紹介していきます。
昭和2年建立の鳥居
こちらは、取り壊される日の朝に撮影した写真です。
鳥居の内側・参道から海を臨むと、扇浦のかなめとなる要岩の向こう側に、繁華街の大村地区を望むことができます。
定期船おがさわら丸の入港中には、この神社の鳥居~要岩~おがさわら丸、をほぼ一直線上に見ることができますよ♥
年に一度の例大祭(7月26日)
毎月一日の月次祭(つきなみさい)
天赦日
一粒万倍日 など
定期的に通わせていただいている小笠原神社、別名「貞頼さん」
地域の青年団「要会」を中心に、管理やお祭ごとが行われています。
この鳥居の老朽化が進み、最近多くなった地震による「ゆがみ」なども見え始めたので、取替工事が行われることになりました。
旧鳥居 取り壊しの日
鳥居の成り立ちについては諸説ありますが、神様が祀られている神聖な場所と、その外の世界を区切る象徴とされています。
ですから、取り壊しの日にはお祓い(おはらい)が行われました。
鳥居が撤去された後。
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参道入口に鳥居がないのは、なんとも気が落ち着かない感じでした(笑)
そして、撤去された鳥居の横には
旧鳥居の、建立日を示す部分が切り取られて置かれていました。
昭和2年の夏に、即位されて間もない昭和天皇の訪問予定が組まれていたので、島内ではいろいろな整備が行われていたのです。
トラックやクレーンなどがなかった時代に、本土から1000キロも離れたちいさな離島に、これだけのものを作るのは大変だったでしょうね。
どんな風に工事が行われていたのか、タイムマシーンに乗って見に行ってみたいものです。
こちらは後日、神社内のどこかに設置する予定だそうです。
新鳥居設置
鳥居が撤去された翌週には台座が作られ、その翌日には新しい鳥居が設置されました。
大きい。。。
扁額(へんがく)と呼ばれる神社の表札にも、 「小笠原神社」とゴールドで記されています。
・・・まぶしいっ!・・・
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7月1日 月次祭(つきなみさい)と修祓式(しゅうばつしき)
7月1日、月次祭(つきなみさい)に続いて、修祓式(しゅうばつしき)が行われました。
昭和天皇の即位間もない頃から
第二次世界大戦、戦後のアメリカ統治下、1968年(昭和43年)の日本返還、それ以降の復興事業を、この扇浦から見守ってきた小笠原神社の鳥居。
激動の時代の流れを見てきた鳥居が取り壊されるのは、ちょっと寂しくもあり、新たな時代への流れを感じさせられる日でもありました。
この日に立ち会えたことに感謝(合掌)
今月26日には、例大祭も控えています。
この夏も、海難事故なく、みなさんがHappyに過ごせますように♪♪♪
よかったら、こちらも読んでみてくださいね^^
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