2021年7月26日。
コロナ禍において2回目となる【小笠原神社例大祭】が行われました。
通常は神事に加えて神輿巡業・カメ煮のふるまい・アオウミガメの放流が行われる小笠原神社例大祭。
今年も、昨年と同じく神事のみの開催となりました。
小笠原神社例大祭の神輿準備
小笠原神社のお神輿は、小笠原に惚れ込んだ担ぎ手さんから寄贈されたものです。
そしてこの手作りのお神輿は例大祭が行われる7月になると、扇浦地区を愛する人々の手によって少しずつ準備が進められていきます。
お神輿を神社倉庫から扇浦海岸へ
小笠原神社は、扇浦海岸の山側・納涼山のふもとにあります。
お神輿は神社本殿横の倉庫に収納されていて、例大祭に向けた装飾をほどこすために扇浦海岸へと下ろします。
海を目の前にして、神様もご機嫌なことでしょう^^
オガサワラビロウ(シュロッ葉)での屋根葺き
お神輿の屋根は小笠原の伝統に敬意を表して、『シュロッ葉』と呼ばれるヤシ科の植物【オガサワラビロウ】で葺きます。
シュロッ葉(オガサワラビロウ)って、こんな葉っぱです。
※山林内に自生しているので、地主さんの許可を得て採取してきます。
このお祭りを運営している扇浦青年団【要会】のメンバーは仕事も休みもまちまちなので、みんなで一緒に作業するということはなかなかできません。
・それを見て、屋根葺き用に下ごしらえする人
・下ごしらえされた葉っぱを見て、屋根を葺く人
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生花で装飾
最後の装飾は、生花で彩るのが小笠原神社流。
花は夜間に花びらを閉じているので、例大祭当日の朝に女性メンバーがお花摘みをして持ち寄ります。
通常は扇浦海岸で装飾をほどこすのですが、今回はお神輿を神社へ運んでから行われました。
事前に女性陣が編みあげたティーリーフのレイに、生花を差し込んでいきます。
お神輿を運ぶ様子はこちらです。
コロナ禍2回目の小笠原神社例大祭
9時になると各官庁関係者や大村地区にある大神山神社・世話人の方々、近所の子供たちも集まり、神事が執り行われました。
長引くコロナウィルスの影響を考慮して、昨年同様神事だけが行われた小笠原神社例大祭。
来年こそは、神輿巡業やカメ煮・赤飯のふるまい、アオウミガメの放流会ができることをお祈りしています。
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