海に魅せられた女子ダイバーのみなさん、こんにちは!
ダイビングをスキルアップしたい初心者ダイバーのお悩みに、インストラクター経験者のみぃが、今回もお応えしていきますね♪**
フリー潜降って聞いただけで緊張しちゃうあなたへ
うまく潜降できるかどうか不安なんです…
器材セッティングに自信がないというお嬢様にアドバイスを送りながら見届け、なんとかセッティングできた次の告白はこちらです(笑)
リゾートでのダイビング、久しぶりのボートダイビング、ドキドキしちゃいますよね。
初心者やブランクのあるダイバーはみんな同じです。
リゾートでは主流のボートダイビング。
アンカーロープのないポイントでどうやったら他のダイバーのようにきれいにすばやく潜れるのか、講習では教えてくれないちょっとしたコツを、今日はお伝えしますね!
この記事は、こんなアナタに読んでほしい
*ダイビングの潜降って難しい~!
*フリー潜降って聞いただけで緊張しちゃう!
エントリー前に深呼吸
やっと器材セッティングができてふだんではありえない重たい器材を背負い、久しぶりの海に入っていくというだけで緊張感が高まりますね。
ダイビングに限ったことではないのですが、緊張していると感じたら息を吐きましょう。
一度ゆっくり大きく吸ったら、時間をかけて少しずつ吐きます。
ゆっくり呼吸することで自律神経が落ち着くのです。
落ち着いてひとつずつ手順を踏んでいけば、うまくできますよ!
姿勢をまっすぐに整えて、BCDの空気を抜きます
まず、フィンキックを止めましょう。
慣れていなかったり久しぶりだったりすると、バランスを取ろうとして足をバタバタ動かしてしまう方が多いです。
エントリー前にBCDに空気を入れてありますから、浮力の確保はできているので安心してください。
ガイドやバディの位置を確認したら、
・腰を前に押し出すような感じで片足をまっすぐ下に伸ばし
・もう片方の足は膝を少し引いて後ろへ曲げ
・やや前傾の姿勢をとって
・BCDの空気を抜きましょう。
BCDの空気を抜くときは、インフレーターホースと反対側の肩についているダンプバルブの紐を引くのが簡単です。
講習では『インフレーターホースをしっかり上に挙げて』と教わることがほとんどですが、慣れない器材を背負った状態でホースを持った手を真っすぐ上に挙げるのは難しいのです。
また、手を上に挙げるだけで心拍数が上がるので、呼吸も乱れがちになります。
エントリー前に、右手をどこに持っていったらバルブがあるのか確認しておきましょう。
1秒吸って、5秒吐く
BCDの空気を全部抜いても、沈んでいきません。
次は、肺の中の空気も抜いて浮力を小さくしていきます。
エントリー前の深呼吸と同じように、息を吐ききるような気持ちで吐いていきましょう。
息を吐ききった頃に、やっと身体が沈み始めます。
そして、ここからが大切!
やっと沈み始めたところで、全開に吸ってしまったら元に戻ってしまいます。
『もう吐けないー』ってところまで吐いたら1秒、ちょっとだけ吸って、5秒かけて吐きます。
人間の肺って、思っているよりもたくさん空気が入っているのです。
ちょっと吸って長~く吐く、を何回か繰り返していくと、肺の中の空気が少しずつ小さくなって、身体が沈んでいきます。
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頭が水面下に入ったら、フィンキックの準備
慣れないうちはちょっと苦しく感じる吐き気味呼吸。
でもここを乗り越えて、頭が水面下に入ってしまえばこっちのモノです!
1mほど沈むと今度は自然と潜降スピードが上がるので、耳抜きが追い付かないことのないように、ブレーキをかけながら潜降していきます。
やや前傾させていた身体を、うつ伏せにしていきましょう。
タンクを背中に乗せていくイメージです。
立っていた身体を横にすることで水の抵抗を受ける面積が大きくなり、潜降スピードが緩みます。
耳抜きも確実に行ってくださいね。
海の中は少なからず流れがありますから、潜降しながらバディと離れていかないように、フィンキックする準備を整えておきましょう。
自分自身の呼吸に集中しながらも、バディとガイドの位置を目で追っていてくださいね。
うつ伏せの状態から、若干頭を下げた姿勢になってフィンキックしていけば、先に潜降しているバディにも追いつくことができます。
BCDに空気を入れる準備
5mほど潜降するとウエットスーツの中の気泡が小さくなり、マイナス浮力も働いて沈みがちになります。
水底にドンって着いて砂を巻き上げたり、身体を縦にしてフィンキックを続けたりすることのないように、BCDに少しずつ空気を入れて、ある程度の浮力を確保しながら深度を落としていきましょう。
フリー潜降のポイントは吐き気味呼吸
うまくイメージできたでしょうか?
潜降のポイントは、吐き気味呼吸です。
これは陸上でも練習できるので、1秒吸って5秒吐く、というリズムをぜひ身につけてみてください。
ダイビングスキルの上達には、メンタルを整えることも大切です。
スムーズに潜降していく自分の姿をあらかじめしっかりビジュアライゼーション(イメージ)しながら呼吸の練習を繰り返し、ぜひ実践に生かしてくださいね!
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