カレンダー的には、例年よりも一日早い今年(2021年)の立春。
立春を迎えた本日、近所の【カンヒザクラ】が満開となっていました♥
本土ではまだまだ【大雪注意報】などが発表されたりもする2月上旬。
小笠原では、
カンヒザクラのピンク色が青空に映えてとてもきれいです。
カンヒザクラってどんな桜?
ここ日本で桜といえば『ソメイヨシノ』ですよね。
淡いピンク色が上品な桜です。
カンヒザクラは南国の桜
一方、亜熱帯気候に属する小笠原や沖縄で桜といえば【カンヒザクラ】なのです。
この時期、内地に比べて青が濃い南の島の空には、あざやかなピンク色がきれいに映えます。
桜って、バラの仲間なんですねー!!
清楚なイメージのソメイヨシノと超華やかなバラが同じ仲間なんてビックリ。
漢字の【寒緋桜】は、寒いときに緋色(ひいろ)の花をつけるという意味。
緋色とは日本の伝統色で『鮮やかな赤』になります。
英語名は原産地からきているのですね。
Taiwan cherry(タイワン・チェリー)っていう響きもなんだかかわいい♥
カンヒザクラ?ヒカンザクラ?
ところでこの桜、【カンヒザクラ】って言う人もいれば
【ヒカンザクラ】って呼ぶ人もいます。
【カンヒザクラ】と【ヒカンザクラ】は違う花なの・・・?
もともとの正式名は【ヒカンザクラ】だったと言われています。
俳句の世界では、冬の季語に【緋寒桜】があるのです。
諸説あるようですが、聞いた感じが【彼岸桜】(ヒガンザクラ)という別の花と似ていて紛らわしいから【ヒカンザクラ】と呼ぶようになったようです。
カンヒザクラの花言葉は【あでやか美人】
カンヒザクラの花言葉は【あでやか】【あでやか美人】
もう、見た目そのまんまですね!
ほかには【気まぐれ】
『美人は気まぐれ』なんて言いますからね。
そういえば、カンヒザクラに対して『気まぐれ』という表現を使った経験を思い出しました。
ある家の玄関先に2本のカンヒザクラがあったのですが、花の色や形が微妙に違っているように見えたのです。
これは本当に同じ花なのかしら・・・?
そう疑問に思った私は、植物に詳しいガイドさんに訪ねてみました。
ガイドさんも疑問を抱いていて、その家の方にお話を伺ったり調べていたようです。
不思議な感じがするけれど、どっちもカンヒザクラなんですって。。。
小笠原にやってくる人って気まぐれだから、きっと植物もそうなんでしょうね。。。
そんな会話になりました(笑)
立春に満開となったカンヒザクラ
小笠原は常夏じゃないないので、冬はそれなりに寒いです。
しかも、住んでいるとどんどん寒がりになっていくもので・・・
在住歴20年を超えるみぃは、気温が18℃になると部屋にストーブを点けます(苦笑)
冬のグレーな曇り空は気持ちも固まってしまうけれど、お正月を終えて松の内も過ぎた頃から日課になるのが近所の桜チェック。
開花が始まると、広がる青空の下であでやかなピンク色をまとったカンヒザクラをながめるだけでしあわせな気持ちになります。
花言葉通り『あでやか』なカンヒザクラ。
昨年の暮れには宇宙のエレメンツが240年ぶりに【地】から【風】へと移行し
昨日は124年ぶりに節分が2月2日へとズレました。
地球では新型ウィルスの影響で社会が大きく変化していますが、野生生物はマイペース。
その姿に敬意を感じながら、【カンヒザクラ】花言葉のひとつ『善行』という言葉も心に響く一日でした。
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