海に魅せられた女子ダイバーのみなさん、こんにちは!
ダイビングをスキルアップしたい初心者ダイバーのお悩みに、インストラクター経験者のみぃが、今回もお答えしていきますね♪**
オープンウォーターの講習が終わってダイバーになったら、『次はアドバンスだね』って言われたんだけど…
アドバンスってなに?
取らなくちゃいけないの?
オープンウォーターダイバーのライセンスをもっていれば、ダイビングはできます。
そしてアドバンスダイバーになると、できるダイビングの幅が広がります。
今回は、アドバンスダイバーになるとできることと、その講習内容についてのお話です。
*ダイビングの『アドバンス』ってなに?
*『アドバンス』って取らなきゃいけないの?
アドバンスダイバーの意味は、中級者ダイバー
オープンウォーターダイバー(OWD)はエントリーレベル
ダイビングのライセンスにおいて、一番最初に取得する『オープンウォーターダイバー』は、エントリーレベルというように表現されることもあります。
講習では、ダイビングをする上で最低限知っていなければならない知識とスキルを身につけます。
アドバンスド・オープンウォーターダイバー(AOW)は中級者レベル
ダイビングには、いろいろな環境があります。 たとえば、
・潮流の流れに乗って、大型回遊魚を狙うダイビングポイント
・幻想的な夜の海、ナイトダイビング
・身体が濡れないドライスーツが必要な、冷たい海
などなど。
これらの、いろいろな環境にあったダイビングの知識を学習し、インストラクターについて経験するのがアドバンス講習なのです。
たとえば、車の免許を取れたからといって、すぐに高速道路を走るなんてできませんよね?
また、大型トラックやバスを運転するにも、普通免許では運転できません。
それと同じようなことですね。
『アドバンス』って絶対必要?
水深18mを超えたところにある魅力
オープンウォーターダイバーは、水深18mまでという制限があります。
もちろん、水深18m以下でもダイビングを楽しむことはできるのですが、水深18mを超えたところに魅力の詰まったダイビングポイントもたくさんあるのです。
ダイビングガイドを提供しているショップにもよりますが、ダイビングのチーム分けをするときに、アドバンスを持っているかどうかで分けられることもあります。
同じポイントで、アドバンスダイバー・チームはちょっと深場に生息する珍しい生物を見に行ったり
ダイナミックな景色を見に行ったりできます
が、オープンウォーターダイバー・チームは浅場で待っていなければならない、なんていうこともあるのです。
ディープダイビングの魅力についてはこちらを読んでみてくださいね♪**
海外でダイビングしたいなら、アドバンス取得は必須!
実際のところ国内リゾートのショップでは、インストラクターやガイドが付いているという条件で、オープンウォーターダイバーでも深場に連れていってもらえることが多いです。
でも、すべて自己責任という考え方が強い海外では、それはありません。
『このダイビングエリアでは18mを超えるポイントがほとんどなので、アドバンスを持っていないとダメ』
と、断られてしまうこともあります。
いずれ海外で潜りたいと考えていたり、潜ってみたいポイントが海外にあるなら、アドバンスを取得しておきましょう。
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アドバンスダイバーになることの利点
アドバンスダイバーになると30mまで潜ることができる
オープンウォーターダイバーとアドバンスダイバーのいちばん大きな違いは、潜ることのできる深度です。
オープンウォーターでは18mまでという深度制限が、アドバンスでは30mまで承認されます。
ナビゲーションや浮力調整のスキルを上げることができる
東西南北上下左右と自由に動き回れる水中で、自分の位置を見失わないようにする方法がわかり、深度によって変化する浮力の調整をするスキルが身に付きます。
新しい環境でのダイビングを経験できる
ボートでのダイビング、流れのあるドリフトダイビング、ナイトダイビングなど、オープンウォーターの講習では経験していないことを学習し、インストラクターのアドバイスを受けながらダイビングすることによって、経験値とスキルが向上します。
アドバンスコースの講習内容
ダイビング指導団体PADIのアドバンス講習では、『ディープダイビング』と『水中ナビゲーション』が必須項目で、合計5種類のダイビングを経験します。
『ディープダイビング』で深場での潜水計画と浮力調整スキルを学ぶ
水深が深いところでダイビングするリスクと潜水計画の立て方を学習し、実際のダイビングで浮力調整の仕方や呼吸の違いを体感します。
ダイビング中の深度幅が大きくなるので、浮力調整スキルも上がりますよ!
『水中ナビゲーション』で方向感覚を身につける
水中にある目標物(大きな岩やサンゴ)・コンパスを使って、自分の現在地を把握しながら移動する方法を学びます。
方向感覚が鍛えられると、ダイビング中の視野も広くなりますよ!
22種類のプログラムから、3種類選べるプログラム
5種類のダイビングプログラムの中で、ディープ・ナビゲーション以外の3種類は自分で選ぶことができます。
いっぱいありすぎてどれを選んだらいいのかわからないダイビング初心者のあなたへ、リゾートで働いていたみぃのおすすめプログラムはこちらです↓↓↓
ボート
ボートダイビングの手順、器材セッティングの場所、ボートのタイプ別によるエントリー&エキジットの手順などがわかります。
ボートダイビングが主流のリゾートへ出かけるなら、先ずはこちらから。
ドリフト
ボートを停泊させず、潮の流れに乗ってダイビングするスタイル。
ボートダイビングと合わせて受講しておくといいですね。
ナイト
昼間とは全然違う水中景観や、眠っているサカナを見ることができます。
水中ライトの使い方や、暗い中でのガイドやバディとのコミュニケーションの取り方を学ぶことができます。
ダイバーになったのなら、ぜひ一度は体験してほしい『サンゴの産卵』 前もって、ナイトダイビングを経験しておきましょう。
小笠原のサンゴの産卵の様子をこちらに書いています♪**
アドバンス講習の日程と値段
アドバンス講習でのダイビングは2日間で5本
アドバンス講習で潜るのは5本なので、実際のダイビングは最短2日で認定を受けられます。
事前に、マニュアルやDVDで学習しておくことになります。
アドバンス講習料の相場は6~7万円
ショップによって差はありますが、5本分のダイビング費用(タンク・ウエイト)、器材レンタル料、ボート使用料、マニュアル代、申請料を合わせると6~7万円くらいが相場になります。
春や秋はキャンペーン価格が打ち出されることもあるので、まめにチェックしておくといいでしょう。
『講習料格安・19,800円!』などと打ち出しているショップに関しては、器材レンタルや指導団体への申請料が含まれていない場合もあります。
何が含まれているのかよく確認してから申し込みましょう。
まとめ
オープンウォーターの講習が終わってから、すぐにアドバンス講習を受講しなくちゃいけないということはありません。
まずはダイビングに慣れて、楽しさを広げたくなってきたらアドバンスも受講してみてください。
行ってみたいダイビングポイントが海外にあったり、その旅行計画があるのなら、アドバンス講習は前もって受講しておいた方がいいですね。
『アドバンスライセンスを持っていないと潜らせてもらえない』ような上級ポイントでは、ライセンスのランクうんぬんだけでなく、経験本数も求められます。
ダイビングの経験を重ねて、楽しみながらスキルとCカードのレベルを上げていってくださいね♪**
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