24時間の長い船旅を経て、やっと到着の小笠原。
パンフレットに掲載されているツアーに忙しく参加する方々を横目に、のんびり過ごすことを目的として来島したあなたは、ゆっくりと街中散策からはじめてみましょう。
島のちいさな繁華街には、絶景ポイントが隣接しています。
青灯台から見上げる展望台から見下ろす絶景
小笠原の玄関口である青灯台。定期船・おがさわら丸のほかにも、貨物船や海ツアーの発着地であり、併設している公園には大きな東屋やピクニックテーブルが置かれています。
ここから山側を見上げると目に留まる展望台。
街の中心にある展望台からは、どんな景色が見えるのでしょう?
小笠原到着日の午後やツアー参加の前後など、ちょっとした時間で登ることのできる展望台ですが、思っている以上の絶景を味わうことができますよ!
展望台への入口は、大神山神社へと続く階段
まずはこちら、大神山神社へと続く階段を上がっていきます。
そう、展望台への道のりは、神社を抜けた先にあるのです。深呼吸をして、島の神様にご挨拶しながらゴールを目指しましょう。
急勾配な135段の階段を上がって鳥居を抜けると、さらに右側に続く階段が現れます。
ここからは階段の幅も広くなり傾斜もゆるやかになるので、ひと息ついてもう少しがんばりましょう。神社境内までは、あと86段です。
二見湾を見守る大神山神社
階段を登り切った先に現れる大神山神社。
普段は戸が閉められていますが、おがさわら丸入港日の午後と出港日の午前中は宮司さんが在中し、こちらで御朱印をいただくこともできます。
せっかくですから、お参りをしてから展望台を目指すのもいいですね。
先ほど上がり切った階段の右横に、展望台へと続く階段があります。
青灯台から見えていた展望台まではもう少し!
展望台到着前に上がる歓声
また階段か…と思いながら10mほど上がると眼下に広がる海が見えてきます。思わず『わあー』という感動の声が口から飛び出しますよ!
そして、神社の境内から80段の階段を上がると『メイン展望台』に到着。
青灯台から見えていた展望台はこちらになります。
目の前に広がる青い海と空、山を彩る鮮やかなグリーン、大自然の中に小さく見える人々の暮らし、その美しいコラボレーションを存分に堪能してください。
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歴史を感じながら、山頂展望台へ
素晴らしい景色を見ながら呼吸を落ち着かせ、久しぶりに長い階段を上り続けてビックリしている筋肉をストレッチしながら、背後にある『壕』が気になったら…
大神山のてっぺん、『山頂展望台』まで登ってみましょう。
この『壕』は、第2次世界大戦中に『トーチカ』と呼ばれる軍事施設として使われていたものです。
いまはきれいに整備されているので、怖い感じはまったくありません。
小さな壕を潜り抜けると、ふたたび美しい景色が広がります。
兄島まで望めるパノラマ展望台の景色は絶景!
『メイン展望台』から『山頂展望台』までがんばって登ってきたあなたなら、『パノラマ』という名前の付けられた展望台まで行かずにはいられないはず。
もう、激しい階段はありません(笑)
ゆるやかな遊歩道を130m歩けば、『メイン展望台』や『山頂展望台』よりも視界が広がり、父島の北側にある兄島まで望むことができます。
ここまでがんばって歩いてきたあなたへのプレゼントは、まさに絶景!
スキマ時間に楽しめる絶景
滞在中のスキマ時間に、街中の宿から歩いて行けて絶景を楽しめる展望台の数々。
少々体力は使いますが(笑)短時間でこれだけの景色を拝めることができるなんて、小さな島・小笠原ならではじゃないでしょうか。
24時間という長い船旅を経て3泊4日という、短く貴重な滞在期間。街中から撮ったとは思えない写真とアナタの体力を使って手に入れた経験は、充実感に満ちたお土産になること間違いなしです!
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