海に魅せられた女子ダイバーのみなさん、こんにちは!
ダイビングをスキルアップしたい初心者ダイバーのお悩みに、インストラクター経験者のみぃが、今回もお答えしていきますね♪**
ディープダイビングって、何が楽しいの?
ディープダイビングって、特別なライセンスが必要なの?
透明感のある水面から深度を下げていくときに深みを増すブルーを初めて体験したとき、みぃはそのディープな世界に心を奪われました。
ディープダイビングの魅力を語るとき、それはダイバーによって異なります。みぃと同じように静かで深い青が好きな人、深場にしか生息しない生物を追求するのが好きな人、深い海に眠る沈船から歴史を感じるのが好きな人、etc…
今回は、ダイビングのエントリーレベル・ライセンスでは体験することのできないディープダイビングの魅力と注意点についてのお話です。
*ディープダイビングって何が楽しいの?
*ディープダイビングするのって、特別な資格が必要?
ディープダイビングとは水深18mより深い海
『ディープ』って、『深い』っていう意味ですね。
レジャーダイビングでは水深18m~40mをディープダイビングと呼んでいて、安全上推奨されているのは水深30mまでとされています。
30mって、陸上なら10階建てのマンションくらい。・・・けっこうな高さですね・・・
水面から下へそれだけの高さを潜るというのは、その危険性を理解して自己管理のできるスキルを身につける必要があるのです。
アドバンス講習を受講することによって、ディープダイビングができるようになります。
ディープダイビングの魅力
ダイナミックな地形や洞窟
水深が深くなるということは、それだけ水中空間が広くなるということです。
高低差のあるドロップオフでは底の見えない崖を飛んでいるような感覚を味わうことができるし、大きな洞窟や入り組んだ地形では青い光のラインが差し込み、幻想的で美しい景色を楽しむこともできます。
深場に生息する美しい生物
また、深いところにしか生息していない美しい生物はカメラ派ダイバーを魅了します。
アケボノハゼやニラミハナダイなどはその代表格と言えるでしょう。
ディープダイビングの注意点
エアの消費が早い
ディープエリアでは水中の圧力が大きくなるので、タンク内の空気も水圧の影響を受けて密度が高くなります。密度が高くなると1回の呼吸で吸う空気の量が増えるので、それだけ空気の減りも早くなります。
おにぎりに例えてみましょう。
ふわっとむすんだおにぎりよりもぎゅっとむすんだおにぎりの方が、一回で口に入るお米の量が多くなりますよね。それと同じように深い水中では、普通に呼吸していてもひと呼吸での空気の消費量が多く早くなるのです。
なので、残圧チェックは浅場でのダイビングと比べて頻繁に。浅いところへ戻って安全停止をするのに十分な空気を残しておかなければなりません。
ゆったりとした動きで、ゆーっくり深い呼吸を心がけましょう。
浮力変化が大きい
深く潜っていくと周囲の圧力が大きくなるので、ウエットスーツの気泡がつぶれて浮力が小さくなっていきます。そのままだと潜降速度がどんどん早くなるので、潜降しながらこまめにBCDに給気してあげましょう。
逆に深場から浅場へと水深を上げて行くときには、BCDの空気を早め早めに排気します。BCDの排気が遅れて急浮上すると、減圧症のリスクが大きくなるのです。
適正なウエイトを身につけてきちんと中性浮力がとれていれば、BCD操作も少なくてすみます。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね♪**
窒素酔い
深度が深くなって空気の密度が上がると、空気の中の窒素が麻酔作用を起こしてぼーっとしたり視界が定まらなくなったりと、酔っぱらったような症状の現れることがあります。
この症状は、24mくらいを境に現れる人もいれば30m潜っても大丈夫な人もいます。また、同じ人でも体調によって症状の現れる深度が変わることも。
お酒に強い人と弱い人がいたり、お酒に強くても疲れていると酔いが回りやすかったりするのと似ていますね。
窒素酔いの症状は、水深の浅いところへ戻れば治ります。
もしも酔っぱらったような自己認識が起きたりバディにそのような症状が見られたら、少し水深を上げて泳ぎましょう。
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減圧症
減圧症のリスクが高まる
『潜水病』とも呼ばれる『減圧症』。これは、深すぎるダイビングと長すぎるダイビングによって起こります。
減圧症は、血中に溶け込んだ窒素が浮上と共に水圧が下がることによって泡となり、血管や神経を圧迫することで起こります。
レジャーダイビングで推奨されている30mが深すぎるということはありませんが、ダイビングツアーなどで連日潜り続けていると体内に残っている窒素量が増えていくので、減圧症のリスクは大きくなります。
余裕のある潜水計画を立てて減圧症を回避
ダイコン(ダイビングコンピューター)の普及により、減圧症にかかるダイバーが増えたとも言われています。
いまの深度にあと何分いられるのかを計算してくれる、便利なコンピューター。
計算はしてくれるけれど、窒素が体内に吸収される速度は年齢や体格・運動量や身体の中の水分量・アルコールによっても変わります。コンピューターの数字がすべてではありません。
深度限界ギリギリまでダイビングするのではなく、常に余裕を持った潜水計画を立てましょう。
また、楽しい旅行だからといって前夜に飲みすぎたり、二日酔いもダメですよ!
まとめ
陸上と違い、深度を下げるごとに環境の差が激しい水中世界。
気を付けなくてはならないことがいくつかありますが、ルールを守って潜ればそこにはすばらしい別世界が広がっています。
エントリーレベルを経てアドバンスダイバーとなることで広がる、深い海の世界。
ダイバーとなってすばらしい水中世界を体験したならぜひ、『グランブルー』『ディープブルー』と呼ばれる世界も体験してみてくださいね♪**
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