今朝玄関を開けたら、かわいらしい天使が出迎えてくれました。
メジロの赤ちゃん。
まだ、羽が生え始めたばかりのようで、ふわっふわです。
めっちゃかわいい~•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
天使が朝のお出迎え
さっそく部屋からスマホを取り出してきて、激写&朝イチのSNS投稿。
それを見た方々から『かわいい~』のコメントが届きます。
でも・・・
こんな幼子が家の玄関前にいるなんて、トラブルに見舞われているに違いないのです・・・
近寄っても逃げないで、目をキョロキョロ。
その目も、うっすらとしか開いていない様子。
最初は『あら、かわいい♥』って思ったけど、弱っていて動けないようです。
救えない命
最近、朝の玄関近くが幼い鳥の声でにぎやかだなーと感じていました。
鳥の巣を探しても見当たらないので、屋根の上か雨どいの内側あたりにあるのかもしれません。
玄関前に現れたメジロの赤ちゃんは、外傷はないようだけれど楊枝よりもか細いその脚を動かすことができないようです。
きっと、巣から転げ落ちて怪我をしているのでしょう。。。
時々見かける、こういった幼鳥。
遭遇するときはたいてい息を引きとっているので、木の根元や草むらにそっと移動させておきます。
でも、この子はまだ生きてる。。。
早速、野鳥の保護を行っている小笠原自然文化研究所の【野生動物救済窓口】へ電話をしてみました。
状況を説明し、どうしたらいいかたずねます。
担当の方はとても言いづらそうに・・・
と伝えてくれました。
そうですよね。。。
そうだろうとは思ったけど、ひとりで決めて行動するのはちょっとツラかったので、背中を押してもらいたかったのです。
軍手をはめて(鳥インフルを懸念)足元からすくい上げ、そっと草むらへ運びます。
手からおろすと、やがて静かに目を閉じて動かなくなりました。
残念だけど、あなたのそのかわいらしい姿に癒された人はたくさんいるのですよ。。。
朝イチで、私の前に現れてくれてありがとう。
少し前に旅行で島を訪れていた知り合いが事故で亡くなってしまったばかりなので、傷心がよみがえります。
その気持ちを抱えて朝の海へ。。。
心を浄化するには、海へ入るのがいちばんなのです。
海で新たな命に出会う
ここ最近、小笠原近辺では低気圧や前線が次々と通過しているので、海はちょっとうねっているし透明度もイマイチです。
でも水中にはいましか会えない子たちがいるので、その様子を見に行くのが日課になっているのです。
それは【ムレハタタテダイ】という、チョウチョウウオ科のサカナの赤ちゃんたち。
毎年この時期に産まれて育ち、ある程度まで成長するといつの間にか消えています。
今年も1ヶ月ほど前に見つけて観察を続けながら、少しずつ数が増えたり成長する様子を見守ってきました。
それが、警報が出るほどの大雨や低気圧通過によるうねりで海に入れない日が1週間ほど続いた後。
やっとなんとか見える程度の透明度になったのでムレハタ・ベイビーちゃんたち会いに行くと・・
その数は半分以下に減っていたのです。
大波に乗って、外洋へと巣立っていったのでしょう。
ずっと成長を見守っていた側としては、ちょっとさびしい・・・
けど、毎年のことです。
せめて、まだ残っているベイビーちゃんたちに会える間は会いに行こうと、うねりの残るビーチへ入ります。
が
・・・見えない・・・(笑)
山立てをして泳ぐものの、彼らのホームである流木がなかなか見えません。
何度も顔を上げ、陸上の風景を見ながら『この辺りなんだけど・・・』と探すこと数分。。。
やっとたどり着くことができました。
濁っているので、水面からはサカナたちの様子が見えません。
が、潜ってみたら・・・
なんと・・・
ベイビーちゃんたちの数が増えていましたー!
また産まれたんですねー!!
新しい命が育まれてるー!!
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目の前でひとつのちいさな命が失われていくのを見たばかりだったので、心が救われました。
まとめ
自然に囲まれて生活していると、ちいさな生き物たちの命の循環を目の前で見ることが多くなります。
厳しい自然に勝てず、失われていく命を直視したときの悲しみ。
産まれたばかりの命を見ることができるよろこび。
今日は、短い時間のなかで両方を感じた朝でした。
人間界もいろいろあるので
心を消耗することも多いけれど・・・
命の循環を身近に感じることのできるこの環境に感謝して
日々精進していこうとあらためて感じました。
今夜は久しぶりに『葉っぱのフレディ』を読もうと思います。
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